もし、大切な人が突然いなくなったら・・・。

神隠し

もし、あなたの大切な人が突然いなくなったらどうしますか?

神隠しのように、突然に。

その日から、あなたの世界は光を失って、ときに昼の世界の明るい笑い声が、脳裏をかすめるようになるかもしれません。

自分では今までと変わらずに生きているつもりで、周りの人が変わってしまったのだと感じながら、実は、自分だけが事実を知らないのだとしたら・・・。

長い時間を経て、失われた光に気がついたとき、あなたならどうするでしょうか。

昼の世界に戻れますか?それとも、またもとの夜の世界へと帰るでしょうか。

幸せなのは、昼の世界?それとも夜の世界?

あなたが生きているのは、昼の世界?夜の世界?

僕は、いつの間にか四半世紀という時間を生きてしまったけれど、僕が生きてきたのは、昼の世界だったのかな、夜だったのかな。

当たり前のように、昼の世界を生きてきたつもりだったけれど、実は、長い夢を見ているだけだったんじゃないか。

ベタな話だけれど、もしかしたら生まれてから今までの記憶は、実は全部夢の中の話で、「はっ」と目覚めたらそこには、長い眠りについていた、全然違う「僕」がそこにいたりして。

そんな想像を、現代人の僕らは忙しさにかまけて想像すらしなくなってしまった。

だけど、少し時間を巻き戻してみれば、昼の世界と夜の境界線は、もう少し身近にあった。

子供の頃、夜トイレに行くのが怖かった。蛍光灯の傘が作り出す影の中に、夜の世界の入り口は確かにあった。

夜の世界への想像力を失った僕ら現代人は、そのかわりに何を得たのだろう。

24時間明るいコンビニエンスストア。

どこまでもコンクリートで固められて歩きやすい歩道。

今じゃ鬼も絶滅危惧種。

そのうち動物園で保護されるようになるかもね。

無意味なことと意味のあること。

夜の世界なんてなくなったって困らないって?

それは違う。人間の生きる世界は、曖昧で無意味で雑多な世界だ。

それ以外のことなんて、全部AIにまかせてしまえばいいし、現にそうなりつつあるのだ。

無駄なところにこそ、人間の価値はある。

一人の特異な想像力が、世界を変える原動力になる。

もう一度、あなたの想像力を探しに行く、夜の旅。

鬼の住む世界を、もう一度。(あちらとこちらの間に小説は生まれる。)

2017.07.09

1983年「時をかける少女」と「尾道」

2017.07.07

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ABOUTこの記事をかいた人

上海を中心に、中国関連の気になる出来事を発信しています。時々関係ないことも書きます。学生時代に上海留学。現在は日本で会社員生活。いつか中国で書きたい。91年生まれ。