上海のスター山下智博さんの著作を、日本人みんなが読むべき理由

山下智博さんの名前を聞いたことがあるでしょうか

最近、テレビにも何度か取り上げられているようで、少しずつ知名度が上がって来ているみたいですね。

山下さんは上海で活躍している動画クリエイターです。

中国の若い人で彼の名前を知らない人はあまり多くないでしょう。

彼は中国の動画投稿サイト、「bilibili動画」に5分程の短い動画を投稿していて、その面白さから中国で人気が爆発しました。

彼の投稿する動画は、主に日本のアニメやマンガ文化を発信するものであり、日本の作品に触れて育ってきた中国の若者たちの心を引きつけたわけです。

今や、中国各地で開催されるアニメやマンガのイベントに引っ張りだこの存在となっています。

中国でもっとも有名な日本人の本を読んでみた

そんな山下智博さんが、初めて著書を書かれたというので、早速読んでみました。

結論、この本はワタシ的に皆さんに超絶オススメしたいランキング1位になったので、こうして紹介する次第です。

中国で一番有名な日本人!! 動画再生回数は9億回――。 ネットタレント外国人ランキングも1位! 著者が上海を歩いているとファンで黒山の人だかりになるのはなぜか!? ユニークなインターネット動画で日本文化を発信し、テレビの言論空間ではオミットされた真実を伝えているからだ。 日本文化を使って日中の相互理解と友好を促進する著者――中国の若者の印象が180度変わる本!!(Amazonの内容紹介より)

いやあ、タイトルも表紙の山下さんの写真も、なかなかに刺激的なデザインになってますね。

山下さんのことを知らない人にとっては、ちょっと手に取りにくい、ましてや購入なんて・・・て感じかもしれませんが、

この本は、現在の上海の若い人たちの考え方やライフスタイルを知る上で、非常に重要な本です。

中国の若者文化について、正確に、詳細に書ける人は、彼しかいない

上海は近年、その金融ハブとしての役割の大きさや、キャッシュレス社会などに対する注目から、ビジネスの方面からの報道や、調査は積極的に行われています。

しかし、それは上海のほんの一面でしかありません。

上海には、ネットを使いこなして育ってきた世代の若い人たちが生み出してきたアニメやマンガの文化があります。

今後彼らが歳を経るに従い、その文化の影響力もますます大きくなるでしょう。

それなのに、中国を語る上で非常に大切なはずの若者の文化について語れる人は、いままでにいませんでした。

この本はちょっとふざけた感じに見えるかもしれませんが(実際中身は軽い感じのノリでおもしろい)、

山下智博さんのこの著書は、中国、特に上海の若い人たちの文化やライフスタイルについて語られた、非常に貴重な本だということができます。

目次をみてみよう

さて、それでは少し内容を見ていきましょう

目次

第一章 なぜ上海だったのか

第二章 上海のリアル

第三章 日本文化を渇望する若者たち

第四章 これだけ違う中国と日本の学生生活

第五章 知らなきゃマズイ!中国ネット事情

第六章 ネットから見えるこれからの日中関係

 

この本では、上海で超有名な日本人になった山下さんの数奇な運命がなにがどうなってこうなったのか、という山下さんご自身の話しから、

上海の若い学生たちの学校生活やライフスタイルの話し、

中国の最新のネット環境・ネットサービスの話し、

中国のネット文化の話し、などが語られています。

それは上海で生活している山下さんのリアルな現地リポートであると共に、ネットコンテンツの業界で先端を歩く山下さんのネット業界レポートでもあります。

僕も上海の文化については良く知っているつもりでいましたが、やはり実際に業界で日々情報を集めている山下さんの文章からは、僕の知らなかったことがいくつも得られました。

山下さんの今後に大注目です

そして、本の最後の章では、山下さんの今後のビジョンについて書かれています。

山下さんの今後やりたいことは、「プロデューサー」とのこと。

詳細については本を読んでいただきたいのですが、山下さんがやろうとしている「プロデューサー」としての役割は、今後間違いなく必要とされる存在であろうと思います。

日本では未だ、中国に対する情報があまりに偏っているような状況ですが、山下さんのような、日本・中国の文化に壁を感じさせないような存在が、情報の壁を取っ払ってくれるでしょう。

そして、その壁が突破られた未来には、今よりもっと面白いものが見つかる気がするのは、僕だけではないはずです。

ぜひコメントをお願いします!

ABOUTこの記事をかいた人

上海を中心に、中国関連の気になる出来事を発信しています。時々関係ないことも書きます。学生時代に上海留学。現在は日本で会社員生活。いつか中国で書きたい。91年生まれ。