加藤隆則さん『中国社会の見えない掟ー潜規則とは何か』の感想

「中国のビジネスパートナーが、何を考えているのか分からない・・・」

「中国の政治って絶対変だ!」

なんて、思うことありませんか?

中国には中国の重んじるルールがあります。

そのルールが良いとか悪いとかは別にして、彼らの行動原理を知っていれば、

「中国が分からない!」

と戸惑う人々を尻目に、

「なるほどなあ。」と、冷静に中国を捉える。

「潜規則」とは

潜規則という言葉を知っていますか。

潜規則は、現代中国を理解する上でとても重要なキーワードです。

よく、中国の人はメンツを大事にする、と言いますね。

「メンツ」って、何なんでしょうか。日本語にも「メンツ」という言葉はありますが、

中国のそれと同一視して良いものなのでしょうか。

私は、この著作は、中国人の「メンツ」という言葉、概念を、日本の人々でも分かりやすく解説したものだと思っています。

「潜規則」は、潜む規則、と書きます。明文化されていないルール、ということになります。

日本にも、「空気を読む」という概念、認識があります。それを、中国の方に理解してもらうのは難しいことです。

この本は、中国独自の明文化されないルール「潜規則」を、日本人が分かるように書いた本なのです。

この本が対象としているのは、主にジャーナリスティックな部分、政治についてです。

サラリーマンこそ読むべきだ

しかし、私はこの本は中国で働くサラリーマンこそ読むべきだと思います。

「潜規則」は、政治の世界だけではなく、人々の生活や、ビジネスにおいても根付いているものだからです。

この明文化されないルールを知っているのか、いないのかで、中国人に対する理解はまったく違ったものになります。

中国の人々は彼らのルールを持って生きています。そこから生まれてくる行動が、我々日本人には理解できないときがあります。

ある人は中国人の行動を笑ったり、すれ違いが起きた際には怒りを覚えたりすることもあるかもしれません。

しかし、ルールさえ理解していれば、その行動に納得がいくこともあるのです。

ビジネスの相手として中国人と相対した時にも、この「潜規則」の理解は重要です。

ぜひ、ご一読ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

上海を中心に、中国関連の気になる出来事を発信しています。時々関係ないことも書きます。学生時代に上海留学。現在は日本で会社員生活。いつか中国で書きたい。91年生まれ。