日中のハーフはみんな、二重国籍問題に頭を悩ませている。

どうもみなさんこんにちは。

今回は、気になるニュースについて考えていきます。

そのニュースというのがこちら。

華人女子プロゴルファー日本で活躍、その国籍問題に注目集まる

「日刊スポーツ」によると、魯婉遥の両親は共に中国人で、彼女自身は日本の香川県で生まれた。(中略)

彼女の両親は仕事の関係で長く日本に暮らしており、日本で1996年に生まれた魯婉遥は中国語だけでなく、上海方言も話せるのだという。

(人民網日本語版より)

 

2020年の東京オリンピックを目前にして、日中のゴルフ界で、魯婉遥さんがどちらの国籍を取得するのかに注目が集まっています。

今年は国籍問題が何かと騒がれていますが、国籍問題は政治家や有名人だけの問題ではありません。

日中のハーフの方や、両親が中国人だけれど、日本で生まれ育ったすべての人にとっての問題なのです。

そもそも、国籍とはどのように決まるのでしょうか?

 

 

日本国籍って何?

そもそも日本国籍って、どのようにして認められるのでしょうか。

法務省の「国籍Q&A」というサイトで調べてみました。

日本国籍は、出生・届出・帰化という3つの原因で取得出来るのですが、今回は、生まれた時の場合だけを考えてみます。

1  出生(国籍法第2条)
(1 ) 出生の時に父又は母が日本国民であるとき
(2 ) 出生前に死亡した父が死亡の時に日本国民であったとき
(3 ) 日本で生まれ,父母がともに不明のとき,又は無国籍のとき

つまりは、生まれたときに日本国籍と認められるのは、以下の場合です。

1、日本であろうと、海外であろうと、生きている両親のうちどちらかが日本国籍の場合

2,日本であろうと、海外であろうと、亡くなったお父さんが日本人だった時。

(つまり、生きているお父さんが外国人で、亡くなったお母さんが日本人の場合は、日本国籍は認められない!

3.日本で生まれたが、両親の国籍が分からない場合。(これはレアケースでしょう)

父・母どちらかが日本人であれば、日本国籍になりそうな気がしていましたが、そうでは無いようですね。

 

日本の国籍を持つ人が、多重国籍になってしまう場合とは?

そして、上記のように日本国籍を持つ人が、多重国籍状態になってしまう場合とは、一体どのようなケースがあるのでしょう。

やはり、法務省のサイトから調べてみます。

国籍を選ぼう ~重国籍の方へ~

(1) 日本国民である母と父系血統主義(注1)を採る国の国籍を有する父との間に生まれた子(例:生まれたときに,母が日本国籍,父がイラン国籍の子)
(2) 日本国民である父または母と父母両系血統主義(注2)を採る国の国籍を有する母または父との間に生まれた子(例:生まれたときに,父(又は母)が日本国籍,母(又は父)が韓国国籍の子)
(3) 日本国民である父または母(あるいは父母)の子として,生地主義(注3)を採る国で生まれた子(例:生まれたときに,父母が日本国籍であり,かつ,アメリカ,カナダ,ブラジル,ペルーの領土内で生まれた子)
(4) 外国人父からの認知,外国人との養子縁組,外国人との婚姻などによって外国の国籍を取得した日本国民(例:生まれたときに母が日本国籍で,カナダ国籍の父から認知された子)
(5) 国籍取得の届出によって日本の国籍を取得した後も引き続き従前の外国の国籍を保有している人

よく分からないので、生まれた時の国籍に限定して少し簡単に書きます。

1.日本人と外国人のハーフ(厳密には例外がある)

2.両親が日本人であっても、アメリカ,カナダ,ブラジル,ペルーで生まれた場合。

おおむね上の二つに当てはまる場合、多重国籍になってしまうようです。

 

国籍は選ばなくちゃいけない!?

「国籍を選ぼう ~重国籍の方へ~」によると、生まれたときから多重国籍の人の場合、22歳になるまでにどちらかの国籍を選ばなくてはいけません。

国籍を選んだ後は、日本政府ともう一方の政府に、どちらを選んだか宣言をする必要があるのです。

 

22歳という期限の根拠がどこにあるかは分からないのですが、「一般的に大学を卒業して社会に出るころまでには決めておいてくれよ」ということなのでしょうか。

そして、この22歳という期限を巡って、日中ハーフの人たちは頭を悩ませるわけです。

20数年間、自分が日本人か、中国人か考え続けて答えが出ないものを、いくら期限を決めても、きっぱりと決めるのは難しいことです。

卑近な例を出すなら、「あなたはたけのこの里派?きのこの山派?」と聞かれて、「うーん、どっちも!」と答えていたものを、ある時から「たけのこの里派」と決め、もう二度と「きのこの山派」を名乗れない。

もちろん、そんな簡単な話では無いのですが。

あなたならどうやって、自分がなに人なのか、決めますか?

僕みたいに日本人の両親のもと生まれて、日本で育った人間は、「ハーフは二つの言語を話せてうらやましいなあ。」なんて単純に考えがちです。

しかし、実はハーフの人たちは、彼ら特有の悩みをもって生活しているのです。

「ハーフ」という概念について

今回は、話を分かりやすくするために、「ハーフ」という言葉を用いました。

でも、この「ハーフ」とはそもそも何を意味するのでしょうか。

「ハーフ」という言葉が用いられる裏側には、「純粋な日本人」と、「そうでない人」を区別しようとする視線が潜んでいます。

「日本人」という概念は、「国」という制度の所属の明示でしかありません。

あなたが「何者であり」、「何者ではない」ということは、あなた自身が決めるべきことです。

まして、他人について「あなたは何者だ」と決めつけることなど、できないはずです。

おわりに

今回は、国籍について気になったので、自分で調べてみました。

実際に「自分が多重国籍かも!?」とお考えの方は、僕の書いた文章だけでは判断せず、必ず専門家の意見を聞いていただければと思います。

具体的な的確なアドバイスを得られると思いますので。

ぜひコメントをお願いします!

ABOUTこの記事をかいた人

上海を中心に、中国関連の気になる出来事を発信しています。時々関係ないことも書きます。学生時代に上海留学。現在は日本で会社員生活。いつか中国で書きたい。91年生まれ。